荒れ小屋

ごめんなさい

20140505架空の日記

■朝、大きい地震があった。自分の部屋で、本の落下に巻き込まれずに済む場所を考えると、デスク周辺しか無い気がしている。寝る時もデスクに突っ伏して寝れば問題が無いのでは。
 といってもそれほど蔵書があるわけではないのだけど…。

 

ブラック・ブレットの2話で、呪われた子のうちの一人が警官に無残に殺されかけるシーンがあり、やはり胸くそが悪くなったのだけど、今度の4話で、ガストレア化が進む夏世を蓮太郎が射殺したシーンというのは2話のその場面の反復だったのかなと思った。印象に残りやすい場面だから、僕自身がそこくらいしか思い出せないという気もするけれど。
 2話とは違い、せめてもの救いは、夏世と蓮太郎との間に(つかの間の)信頼があったということなのかもしれない。ヘタしたら、ガストレア化の進む延珠ちゃんを蓮太郎がその手で…ということも考えられなくもないのかな。
 GUNSLINGER GIRLや、禁書目録/超電磁砲の妹達の想像力の延長線上にあるのかな。

 

(5/9追記)そういえば、主人公は2話で延珠ちゃんに説得されてようやくその子を助けに向かったのだ。結果的に、彼がそこにいたからなんとか助かったという状況がある。

 

不安定な情勢、何をしてもしなくても悪くなる一方の環境のなかで、ひとつひとつの選択肢が自分の、他人の生死を決めることになる。こういう決断主義の蔓延する中で、<力>を求める為政者が多く出現する。それらを巨悪と見なしてどう打ち負かすか、というヒロイックな側面を見つめるよりもむしろ、主人公の選択がどのように意図せざる結果を招くことになるのか、みたいな状況を見たい、と言ったら性が悪いのかな。

 

たまこラブストーリーを見てきた。知人の間では評判が良い。良い映画だった。
 「コンタクトなくしちゃった…」のセリフは、結構いろんな意味が込められているのかなと思った。コンタクトはコンタクトレンズのことでもあると同時に、もち蔵とのコンタクトのことも意味するのだろうし、同時にメガネをかけていた小学生の頃の記憶をさまよう端緒にもなっているのかもしれない。ちょっともう記憶があやふやだ。
 記憶をたぐり寄せた結果、もち蔵との因縁を思い出す。そしてあの糸電話も終盤のキーアイテムとなる。人の縁の基盤となるのが、なんだかんだでreproductionになってしまうのは少し悲しいかなと思った。商店街のあの人もこの人も、それなりに恋して愛して、あの不思議な共同体が出来上がっているのだということにたまこが気づいた時、ああ、この子もそういう役割を果たす頃に近づきつつあるのだ…と考えたら本当に苦い気分になる。そして、二人の恋があれだけ周囲の人にお膳立てされる形でようやく進むということにも、少し複雑な気分になる。(一番大きなお膳立てには、人の生き死にがかかっていた。さすがに殺しはしなかったけど…。世代交代の圧力を感じる…。)

 

(加筆(2017/1/7):元ブログでのタイトル「【不定期日報】2014/5/5(月)」)